2010年12月19日日曜日

ワダチを抜けだすテクニック Sling assist

スリング・アシスト

クルマはスタックしていなくとも、深い轍から抜け出すのはやっかいだ。いくらハンドルを切ってもクルマは轍の中を行ったり来たりするだけで、一向に轍からは出られない。そんな時ここで紹介するスリング・アシストを知っていると実に楽々と轍から脱出できるという次第。このテクニックはOTC実技編のカリキュラムのひとつ。
このテクニックは私のオリジナルじゃなくて、実は20年くらい前トランシルベニア・トロフィーに行ったときオランダのジャーナリストがやってるのを見て覚えたもの。その彼はウクライナの巨木の森でウインチケーブルを切って取材車を大破させちゃんたんだけど、そのエピソードはいずれまたの機会に。
スリング・アシストは泥の轍を抜けるためのテクニック。必要な道具はツリートランク・プロテクターやトウストラップだけ。数ある轍脱出法の中でも最もシンプルな方法。イザという時はシンセティックロープでも使えるけど、摩擦による損傷を防ぐ工夫が必要になる。
やり方は簡単。フロントの牽引点にストラップを繋ぎ、アシスタントが適当な位置にある立木にストラップを巻き付けるだけ。巻き付けるのは、ほんの2分の1から1巻き程度でOK。スリングのようなウェビング(織物)は巻き付け摩擦の効果がとても大きいので、アシスタントはストラップの端を緩まない程度に持っているだけでよい。
次回のOTCの時にでも作業風景を動画に撮ろうと思ってたけど、YouTubeで偶然スリング・アシストをやってる映像を見つけたので、それを紹介しておきます。

2010年12月18日土曜日

ホンダ EV-neo ショートインプレッション

ほんとはTwitter用に書いたんだけど、思いの外長いネタになっちゃったので、フォロワーのTLを乱さないように、こちらに掲載することにしました。それで、Twitterスタイルの単文がそのまま並ぶヘンテコなインプレになってます。いわゆる媒体用の原稿じゃないので、とても率直な表現になってますし、写真も動画もなしです。なお、関係者の皆様がお読みになる場合「辛口御免」です。

2010年12月17日金曜日

氷雪を駆けるモーターサイクル Husqverna 258A Militaly


ハスクバーナ258Aミリタリー

オフロード・モーターサイクルの雄として知られるハスクバーナだが、ここで紹介するモデルは少々毛色が違うもの。このモーターサイクルは1981年製のハスクバーナ258Aミリタリーというモデルで、その名のとおり軍用モーターサイクルです。市販エンデューロモデルをベースに開発されたが、興味深いのは軍用ということで、兵士が短い訓練期間で乗りこなせるようにオートマチックトランスミッションを採用したということ。
極少数を除き民間には販売されなかったので、現在コレクター所蔵のものは放出品をレストアしたものだろう。ただし、このモデルを契機にしてハスクバーナは市販オートマチックモデルを何機種か造ったので、パーツ互換性のおかげでレストア自体は難しくないようだ。民生仕様はエンデューロモデルで、あのマルコム・スミスがエルシノアを走らせたりした。
ハスクバーナ258Aとはどんなモーターサイクルか?なぜこの季節にこのバイクの記事を書いているのか?そのわけは、以下の動画を見てもらえば一目瞭然。

2010年12月14日火曜日

スタック脱出の優れたアイデア! Eslingoplancha


今回紹介するのは、ヨーロッパ有数のオフロード天国として知られるスペインの発明品で、スタック脱出用のツールです。Eslingoplanchaはエスリンゴ・プランシャと読みます。エスリンゴは英語のスリング、つまりループになったストラップということで、プランシャは「アイロン掛けする」という意味の言葉。だから「ループ状のストラップを使ってアイロン掛けのような動きをするもの」というようなニュアンスの商品名だろうと思います。なんだそりゃ?と思うでしょうが、まあ以下の動画を見て下さい。なるほどそういう動きかと納得するはず。

2010年12月6日月曜日

Twitter Timeline of m_takehira (11月25日〜12月5日)

このTwitter Timeline of m_takehira ですが、表示順に新しいツイートから古いツイートという方式を使ってきましたが、「話の流れが判りにくい」「連続した内容を逆順で読むことになる」などのご意見を頂戴しましたので、今回より、古いものから新しいものという表示順に変えることにしました。
Thu, Nov 25

  • 01:44 いきなりこう書いても…反省。しかるべきエネルギーは必要なのだが、CO2とH2O(水)からH2とCOの混合ガスを生成できる。で、それを元にCH4(メタン)が合成できる。RT@m_takehira そういう方法でCO2を回収したら、そのCO2を循環させることが大切。
  • 01:48 さらに製鉄所だとH2は豊富なので、さらにメタンより複雑な組成の炭化水素(ガソリンや軽油)を生成するプロセスも導入しやすいと思う。これらのプロセスは既に一定の経済整合性が検証されている技術であり、エントロピーを考慮しても非現実的空論ではなくなっている。
  • 01:50 なお前にカーボンニュートラルと書いたけど、これは全て人工プロセスなので、カーボンリサイクルと言うべきでした。
  • 02:02 まあせっかく効率良くCO2が回収できるようになったのだから、そのCO2と水からシンガス(水素と一酸化炭素)を造り、そこからメタンを造るところまでは一気に実用化して欲しいものですね。その先は都市ガス会社に売ってもいいのだから。そうするとCO2出さずにエネルギーを造れる工場になる。