2012年4月29日日曜日

純正マップアプリの一歩先行くマイマッププラス

マイマッププラスはWEBベースのサービスMy Map PlusとiOSアプリグーグルマイマップ+で構成される統合環境。My Map Plusはグーグルマップのマイマップ機能を拡張するもので、マイマップ登録した場所やルートをグループ化したり再編集できる。アプリのグーグルマイマップ+はマイマップをiOS上で使用できるようにするもの。

マイマップがiPhoneで使える!
 iPhoneユーザーならご承知のとおり、純正マップアプリはマイマップに対応していない。だからPCのグーグルマップで場所やルートをマイマップに保存していても、残念なことに出先でiPhoneから活用することができない。このアプリ、グーグルマイマップ+はそれを可能にしてくれるのだ。

高機能なルート検索
 純正マップアプリのルート検索は、経由地が指定できないとか、高速道路使用の可否を条件設定できないなど、不便な点が山ほどある。条件指定でルート検索するときはブラウザでグーグルマップを開いて、iPhoneの小さな画面と闘いながら設定しなくてはならない。その苦労をマイマップ+は解消してくれる。複数経由地を指定できるのはもちろん、地図上をクリックして経由地登録できたりと、痒いところに手が届く出来映え。

NaviConとも連携する!
 さらにマイマップ+は、先に紹介したカーナビ連携アプリのNaviConとも連動する機能を備えている。マイマップ+で作成した目的地やルートをNaviCon経由でカーナビに送ることもできるわけだ。もちろん、いつも使うルートならマイマップに登録しているだろう。その場合には、マイマップに登録されたルートをカーナビに送ることができるわけだ。

高度な地図機能
 マイマップ+は純正マップアプリよりも優れた地図表示インターフェイスを備えている。地図を見るときにいつも使う、ズームや回転の操作が純正よりも断然使いやすい。特にズームの使いやすさは、ちょうどいい倍率にするのに苦労する純正と比べて、圧倒的に便利。
 スマートフォン用のグーグルマップでは、アンドロイド用のアプリだとストリートビューを使った道案内ができるようになったのだが、iOSバージョンにはその機能はない。マイマップ+はこの部分でも純正アプリの一歩先を行く。実はマイマップ+は地図とストリートビューを同時表示できるのだ。アンドロイド用アプリのようにストリートビューでウォークスルー・ナビはできないが、マイマップ+はそれとほぼ互角の使い勝手を実現している。実際問題として、現実の通信速度を考えれば、マイマップ+の表示方法の方が便利だとすら思う。

デンソーのNaviConはとても便利

NaviConはデンソーが造ったスマートフォン用の無料アプリで、スマートフォンとカーナビを連携させる機能を持っている。iOSとアンドロイドの両方に対応している。BluetoothやUSBを介してスマートフォンとカーナビを接続する。現時点でBluetooth接続可能なのはデンソー製のカーナビの一部、USB接続できるのがケンウッド製カーナビの一部とされているが、オープンな規格なので、今後接続可能機種は増えていくだろう。
 私はiPhoneのナビアプリで十分という人なので、クルマにカーナビがなくても平気なのだが、職業柄試乗するクルマにはカーナビが付いてるのが常識なので、そこで活用させていただいている。 

iPhoneで検索した場所の位置情報をカーナビに転送
 iPhoneのブラウザでインターネット検索し、そのサイトにある位置情報をクリックするとNaviConアプリが起動するので、アプリからBluetoothまたはUSB経由でその位置をカーナビに転送できる。Google mapなどの地図アプリでは、ドロップしたピンの位置をカーナビに転送できる。また多くのナビアプリでは、ルート検索した「ルート」自体をカーナビに送ることも可能。
 BluetoothもUSBも無いカーナビでは使えないのか?というと、実はそうじゃない。NaviConアプリは検索した位置情報に対応するマップコード(これもデンソーの発明品なのだが)を表示できる。ほぼ全てのカーナビはマップコードに対応してるので、これを入力すれば目的地設定できるわけだ。