2011年1月23日日曜日

ゲイターとニーパッド Gators and KneePads

冬のオフロード向きのウエアとして前回はグローブを紹介した。次はジャケットやパンツか?と予想した方、残念でした。またしても小物です。なぜかって言うとジャケットやパンツの情報は色々なメディアに溢れているし、着るものには誰でも好みがあると思うから。今回紹介するのは、私が雪の中を含むタフなオフロードやアウトドアでの作業に「マスト」だと思っているアイテム、ゲイターとニーパッドのお話。
好日山荘ゴアテックス・オーバーブーツ
丈はこのくらい
ゲイターは別名スパッツ。登山用に作られたものから選ぶと良い。雪などがブーツの中に侵入するのを防ぎ、保温性も高まる。お勧めのゲイターは、ブーツをすっぽり覆うオーバーブーツ型で、丈がショートでもロングでもない中間的なもの。ミドル丈を選ぶ理由はニーパッドの説明と一緒に後述する。素材は氷が着いたものが溶けるような条件でも水分をシャットアウトしてくれるのでゴアテックス製がよい。
写真のものは20年近くも愛用している好日山荘ブランドのもの。もともとはツアー用のクロカン(スキー)ブーツに合わせて購入したものを使い回している。さすがに経時変化で防水性能は貧弱になったが、撥水スプレーを使いつついまだ現役。冬場は防寒防水性能を重視して、オフロード走行にローカットのブーツを履いていくことが多い。(ハイカットブーツじゃ、さすがに運転できない)そんなとき深雪に踏み込むと、ブーツに雪が侵入して靴下を濡らしてしまう。
それを防いでくれるのがゲイターだ。靴をすっぽり覆うタイプは砂や小石の侵入も防ぐ。またアウトドアでは膝をついて作業する機会が多いが、そんなときにもブーツの履き口や靴紐に泥や雪が入り込まないので快適。霜や露の付いた草地を歩くときにも欠かせないアイテム。そんなわけで私はシーズンを問わずゲイターを持ち歩いている。
Alta Tactical Superflex Knee Pads
お次はニーパッド。日本ではあまり利用者を見かけないけど、欧米ではハンターやトラッパー、その他野外作業する人に広く使われている。小石で凸凹した路面で膝をついた作業をするには快適で、一度使うと手放せなくなる。オフロードではタイヤ交換やチェーン装着などメカ仕事で膝をつくことが多いし、カメラ撮影が趣味の人にも重宝だろう。写真のニーパッドは硬めのシェルと衝撃吸収用のインシュレーション材を使ったもので、脱着のスピーディなワンタッチバックルとアジャスト容易なストラップが特徴。ストラップは脱着式のピボット(この製品の特徴)を介して装着されるので、しっかりとフィットする。
膝をついて痛くないという便利さは言うまでもないが、雪道や泥んこ路面ではニーパッドがあるおかげで、パンツの膝に水分が浸みてくる心配が無いという点も有り難い。前述のゲイターと合わせて使えば、路面を気にせず、どこでも膝をついて座り込める。低い姿勢での作業は膝をつくと楽に行えるのは誰もが経験してることだけど、その快適な作業姿勢をオフロードでも、というのがニーパッドの役目だ。
焚き火の番をしてるときなんかもニーパッドは大活躍。また年寄りネタで恐縮だが、リギングなどのために登る急斜面の途中で息があがったら、膝をついて休めばすごく楽。深雪をツボ足で歩いてるときも同じ、ニーパッドって一時休憩の必需品かなと思う。
最後にゲイターの丈との関係を説明しておこう。ニーパッドは正しく装着すればズレたりしないのだけれど、そのかわり、というか立ったり座ったりしてるとズボンの裾がズリ上がってくる。ニーパッドを押さえてズボンの裾を引き下げればいいだけだが、ロング丈のゲイターを履いてるとこれが面倒。だから私はズボンの裾を引き下げ易い(ゲイターの上にニーパッドのストラップがかからない)ミドル丈のゲイターを使うのです。
ゲイターは靴のサイズとのマッチングが必要なので、対面販売の実店舗で購入して下さい。ニーパッドはフリーサイズなので、Amazon.comなどで購入できます。(以下にリンク)

2 件のコメント:

  1. 関根 優太2011年1月23日 13:46

    オフロードウェアー第2回目のフットウェアー編ありがとうございます。
    Dannerライト登場ですね!先日も早速Dannerマウンテンライトを履いて抜群のトラクションを得られ終日快適歩行でした。
    ヴィブラムソールと皮のホールド丁度良い具合なのかなあ?とか思いながら楽しんでいました。
    今度はもう少し最新の軽量ハイキングシューズを見てみようと思います。登山ショップに行くと登山ハイキングしないのにアイゼンとかツルハシみたいなものカラビナ、ロープなどオフロードに密接に関係していそうで面白いです。

    返信削除
  2. そうですね。登山ショップやアウトドアストアには、オフロードで役に立つ色々な製品がありますよね。私たちにとってはDIYストアと並ぶ要チェックの場所かな。
    ハイキングシューズはヘビーなトレッキングシューズよりも運転しやすいのでオフロード向きですね。それでも購入するときは、比較的靴底が硬めで薄めにできてて、かかと部分があまり角張ってないのを選ぶと良いと思います。ちょうどいいのを見つけると、街用のウォーキングシューズなんかよりもペダル操作が快適だったりしますよ。ヒール&トウ愛好者は是非!(笑)

    返信削除