2013年3月21日木曜日

OTCはブライドルの活用を推進します


 OTCのレスキュー講座には、リギングにブライドルを活用する手法も含まれます。なぜならブライドルは、より困難な状況を克服し、スムースかつ安全なレスキューを実践するのに欠かせない技術だからです。
 先日ブライドルについての記事をポストしましたが、ほとんどのオフローダーにとってブライドルとは耳慣れない言葉だったと思います。というのも私も数々のオフロード雑誌にレスキュー関連の記事を書いてきたわけですが、雑誌記事というのは初心者向けの内容が望まれるのが常で、より高度なテクニックについて書く機会はなかったのです。
 ブライドルの力学自体は、職業的にクレーンやウインチを使う人はよくご存知のものです。ただしOTCで教えるブライドルのテクニックは、そういう基礎知識だけでなく、現実のオフロード・レスキューで遭遇する諸問題を解決するためのノウハウを盛り込んだ極めて実戦的なものなのです。
 ブライドルはその名のとおり、まさに手綱でウマを駆るように、自在に力の向きを操るものです。ブライドルをマスターすれば、リギングを組んでのレスキューは遙かにスムースなります。またアンカーを取れるポイントと引きたい方向がマッチしないという問題も解消できます。さらにウインチを使う場合には、ケーブルの乱巻きやジャムを起こさない安全な作業が可能になります。
 当ブログでは「ブライドルの力学」「アンカーとブライドルの関係」そして「ブライドルのリギング」というようなテーマでの連載を予定していますのでお楽しみに。

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