2012年1月19日木曜日

スイスアーミーナイフのハサミ


スイスアーミーナイフのハサミって、とても優れものだ。あんなに小さいのに本当に使いやすい。ことハサミに関しては数あるマルチツールの中でもピカイチ、他の追従を許さないレベルといっても過言ではない。
割れ爪のファーストエイド



乾燥した冬場は、ちょっとした作業中によく爪が欠けてしまいますよね。直ぐに処置しないと、割れ目が広がってしまって不快な思いをするし、指先に力を入れる作業が出来なくなる。アウトドアのベテラン諸氏ならファーストエイドキットに瞬間接着剤やら付け爪などを用意して対処してると思いますが、ちょっぴり欠けたくらいなら、きれいにトリミングしてヤスリ掛けすれば大丈夫。
こういう時、ポケットにスイスアーミーナイフがあれば安心。なにせスイスアーミーナイフのハサミはとてもよく切れるので、利き手でない(僕の場合、左手)手で操っても、ちゃんときれいにカット作業ができる。もちろんスイスアーミーナイフにはヤスリも付いてるし。

素晴らしいエルゴノミック・デザイン

数あるマルチツールの中でもスイスアーミーナイフのハサミは最良のデザインだと思う。
こんなに小さなサイズなのに、刃の開口部は充分に大きいし、手に持ったときのバランスも素晴らしい。


上がレザーマン、下がスイスアーミー、こんなにサイズが違う
レザーマンのハサミは、釣り用のリーダーやラインをカットする程度の用途には良いけれど、小さいのでオールマイティには使えない。かたやスイスアーミーナイフのハサミは、刃が長くてぐっと汎用性がある。形状的にも非常によく考えられていて、あまり刃の角度を開かなくても充分なカット長さを確保できるので、狭い隙間に押し込んでのカット作業も楽。だからスイスアーミーナイフのハサミは、鼻毛も切れます。

左がレザーマン、右がスイスアーミー


ハサミの性能を左右する「刃の噛み合わせ」いわゆる「せり」の違いも明らか。ハサミは両方の刃の合わせ目で剪断する仕組みだから、切れ味の滑らかさは、この噛み合わせ部分の精度で決まる。
左のレザーマンが糸状のものをカットすることしか考えていないのに対し、右のスイスアーミーナイフのハサミは、「何でも切れる」汎用設計になっていて、お世辞抜きで本当に高級な設計だ。

クラフト用のハサミとの比較


写真下は愛用のクラフトバサミ。切れ味鋭く、細い刃先なので非常に細かな作業でも使いやすい逸品。スイスアーミーナイフのハサミは、ナイフの中に折り畳まれるという制約があるにもかかわらず、ほぼこのクラフトバサミと互角の使い勝手を持つ。
こうしてみると、刃の開き方でも本格的なクラフトバサミに近いのだなぁ、と改めて感心してしまう。スイスアーミーの「伝説」は伊達じゃない。

2 件のコメント:

  1. また今度マルチツール見せて下さい。スイスアーミーナイフも年季が凄そうです。

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  2. マルチツールはいつでも持ち歩いてるので、次回会ったときに。アーミーナイフの年季…僕は高校生の頃に最初のビクトリノックスを買って以来のユーザーですから、キャリアはン十年になるのですけど、撮影したヤツは現行モデルです。この先代にあたるモデルが一番寿命長くて、15年くらい使いました。メンテは欠かさなかったし、色々カスタマイズもして愛着があったのですが、残念なことに某編集者に預けたら紛失してしまいまいた。その時僕だけ取材先から飛行機で帰ったので、刃物はクルマで帰る人に預けたのです。それは長年刃を研いで使ってたので、メインブレードが痩せてた、という百戦錬磨の趣があって気に入ってたのですけどね。

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