当ブログでも開催を告知していたOTC2010@インプスが無事終了しました。参加していただいた皆様、お疲れ様でした。皆さんの熱心なまなざしを感じつつ、講師の私も楽しく過ごさせていただきました。また今回のOTCを主催していただいたインプスさんの大奮闘のおかげで、OTC史上最も快適な環境での座学となりました。関係者の皆さん、本当にありがとうございました。
受講時に熱心にメモをとっていただいた方が多かったようですので、当日講習に使用したスライドのPDFをダウンロードいただけるリンクを以下においてあります。ご自分のメモと照らし合わせつつ、復習などにご活用下さい。参加されなかった方にとっても「こんな内容だったのか」ということを知る手がかりにはなると思います。
OTCは主にオフロードドライビングテクニックの講習を行うイベントなので、「座学」があると聞いて驚いた方が多かったことと思います。でも私はこれまでのドライビングスクールの経験で、「頭で理解していないことは実践できない」ことを痛感してきました。ハンドルを握っていざ障害にチャレンジ、という時に「この場所では、こういう操作をすれば通過できますよ」と言うのは簡単(普通のドライビングスクールではそういうやり方)ですが、それでは受講者は「自らの頭で障害への対処法を考えて操縦しているのではない」ので、技術は身につかないものなのです。
もちろん技術やノウハウは実践経験によって身につくものです。OTCでも実技のスクールを重視しています。ただし、実技の前に「しっかりした基礎知識」を学んでいて、始めて「自ら考えて対処する力」を体得することができるのです。
平坦な舗装路を走るのとは違い、オフロードの路面は3次元、しかも路面条件も千差万別です。なのでどう操縦すればよいかという方法も、実に複雑な要素を踏まえて判断しなくてはなりません。この難しさが趣味としての楽しさの源でもあるわけです。OTCはこの複雑さを理解し、対処法を自ら考えられるオフローダー養成を目的としています。そういうわけで、ハンドルを握る前に基礎知識を学ぶ座学があるという非常にユニークな方法をとっているのです。
もちろん、オフロード経験の全くない方には、まずオフロードで運転することに慣れていただかなくては始まりませんから、みっちり座学などというのは後回しでいいと思います。OTCは既にオフロードを趣味として楽しんでいる方に、「オフロードは仕組みが判れば、もっと楽しくなりますよ」という体験をしていただく場なのです。
オフロードドライビングはモータースポーツの中でも、最も知識やノウハウが物を言う分野です。「仕組みを理解してるかいないか?対処法を知っているか否か?」これが現実のオフロードでは大きな差になるのです。オフロードをもっと楽しみたいという皆さん、是非一度OTCを体験してみてください。
OTCでは今後、このドライビングスクール座学だけでなく、実技のドライビングスクール、スタックレスキューのコース、ナビゲーション講座やアウトドアイベントも開催していくつもりです。オフロードという趣味の楽しさを味わい尽くす、を目標に活動を拡大していきたいと考えていますのでお楽しみに。
OTC2010座学編ありがとうございました。
返信削除座学設備に至らない事が多々あり申し訳ありませんでした。
少しずつ改善していきたいと思います。
また、ブログ記事にてとてもお心強い言葉ありがとうございます。
運営陣もOTCスイッチを増やし、第1スイッチ第2スイッチと次々ON!にし出来る限りOTCモードになれるよう頑張りたいと思います。
『体得する』個人的にコレからキーワードになりそうな予感がしますね!
好きな言葉です。
これからもよろしくお願い致します。
お疲れ様でした。
返信削除これからが楽しみです。
いろいろ大変なんですが面白さに変えて進みます。
なんか昔みたいに「俺たちは特別なんだ!」と言う世界を作るみたいですね?
一生懸命裏方に回って頑張ります!
新しいクロカンの世界ができるまで・・・
これからもよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
返信削除OTCスタイルでもっとオフロードを楽しむという人が増えるよう、頑張って参りましょう。少人数対象のイベントではありますが、続けていくことでOTC流も普及するんじゃないかと思っています。
今後ともよろしくお願いします。