OTC2010座学@インプスの開催スケジュールが決まりました。OTCことオフロードトレーニングキャンプは2008年から始まったオフロードドライビングスクールですが、その前身は、ロシアンラリー参加者向けのオリエンテーションの一環として主催者から依頼されたドライビングスクールでした。
ロシアンラリーは数日間に渡るオフロード漬け体験のできる楽しいイベントですが、同時に人も車もずっとオフロードと格闘し続けなくてはならないという試練でもあるわけです。よって参加者が同イベントを楽しむには、ドライビングやレスキューの基礎をしっかりと身につけておくことが必要だったのです。
短期間にロシアのオフロードを走れるだけのノウハウを習得してもらう「中味の濃い講習」とはどういうものか?試行錯誤の末たどり着いたのが、全ての要素を「見る、考える、動かす」という3ステップで学ぶという手法で、これが現在のOTCにも継承されています。
人が物事を体得するには「いつでも思い出して活用できる記憶」を形成するのが一番良いのだと言われています。そのためには、思い出すきっかけをたくさん身につけておくことがポイントになります。「見る、考える、動かす」の3ステップのうち、「見る」と「動かす」は実際のオフロードでしか講習できませんが、それと同じくらい重要な「考える」という要素は、実はオフロードの現場では体得するのが難しいのです。だって目の前にオフロードがあったら、とにかく走ってみたくなりますよね!でも「考える」はオフロードドライビングを学ぶ上で、スルーしちゃいけない大切なものなんです。
考える」ためには基礎的な科学知識を知っておく必要があります。クルマがなぜスタックするのか?どうすればトラクションが得られるのか?基礎的な科学知識さえ持てば、こういうことがすんなりと読めるようになるのです。そんなわけでOTCには他のスクールにはない座学が設けられたのです。仕組みが判ると、どうすれば走れるのか?ということがとてもクリアにイメージできるようになります。
今回、OTCのコンセプトに共感していただき、自らもOTC普及に一役買って出てくれたインプスさんの主催によりOTC2010座学@インプス(7月25日)開催の運びとなりました。只今参加者の「へ~」や「なるほど!」という声を聞くのを楽しみにしつつ、鋭意座学の講習スライドを作成中です。是非ふるってご参加下さい。詳細および申し込み手続きはインプスさんのホームページ(http://www.imps.co.jp/motorsports/index.html)から。
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